【予告】里山の てしごと展~麻を績み 藁を綯い 藍を建てる~ Vol.2
みやぎ蔵王 こけし館 企画展 第9弾
※ 上の画像をクリックすると、PDF ファイルでご確認いただけます。
かつて、古来の日本では麻・藁・藍は、どの地でも定着し、
服や、生活の道具、そして生活の彩へと変化していきました。
近代化の波によって、それらは工業化が推し進められ、
いずれの材料も日本国内で簡単に手にすることが難しくなってきました。
近年、ファストファッション が栄華を極める中、
もう一度、大自然の循環の中に回帰しようという動きが見直されています。
それは私たちの住む”里山の身の回りにあるもの”で創り上げること。
ここ、東北の地にそれらを実践し、生業としている職人たちがいます。
「里山のてしごと展」では、そうした大自然の中から生まれた、
スローでサスティナブルな作品の数々を展示しています。
ぜひ、手にとって頂き、作品の素晴らしさのみならず、生み出された過程、
ものがたり なども感じて頂ければと思います。
ぜひお越しいただき、お近くでご覧ください。
< 麻・藁・藍 合同 ワークショップ 予定 >
開催期間中に追加となる場合もありますので、こけし館までお問合せください。
期間中、各 出展者による、ワークショップを開催いたします。
● 工房 ストロー
3日
編み唐辛子12本入りで 500円 と 栞づくり 500円 (1つ作った他にもう一つ作れる材料セット)
4日
動物のモビールづくり (オーナメント 馬・犬・蛙・猫 からお好みのを2個選び組み合わせ。
オーナメントは既製のもの使用) 1200円。
● 倭文の会
3日
・機織り体験 (糸はオーガニックコットン) 3000円~
・国産精麻使用 小物つくり 1000円~
4日
・機織り体験(糸はオーガニックコットン) 3000円~
・国産麻糸使用ブローチつくり 1個 2500円
・麻糸ちくちくコースターつくり 1個 2000円
< 出展者 ご紹介 >
● 麻 作品 ・・・ 倭文の会 【福島県】
日本古来の大麻手績み糸・精麻使用の作品の展示・販売材料となる精麻は無毒大麻のトチギシロの靭皮を
発酵させたもの。
糸の績み方は福島県の雪国で、大麻博物館の高安館長がおばあちゃんから習得した掌の中の技術を
教えてもらった手仕事です。
糸績みの姿は、昔は当たり前に家の中にありました。
連絡先 奥野 昌美(美麻和*みゅまな) 090-2791-3546
https://www.facebook.com/miyumana.718.maa/
● 藁 作品 ・・・ 高橋 伸一 【山形県】
主宰 髙橋 伸一
「工房 ストロー」主宰。
1975年、山形県真室川町の農家の5代目として生まれる。
豊かな自然を遊び場に、動植物も遊び仲間という環境で育つ。
高校卒業後、地元の町役場に就職。「ないものねだりから、あるもの探しへ」という地元学の考え方に触発され、
藁細工などの手仕事、伝承野菜、伝統行事など、町のユニークな〈宝〉の存在に気づき始める。
後継者不在により断絶の危機に瀕しているそうした地域の〈宝〉の継承こそ自分の使命とこころに決め、
2016年3月に町役場を退職し、工房ストローを立ち上げる。
藁細工の素晴らしさや楽しさ、地域ならではの〈宝〉を多方面に情報発信し、その継承と発展をめざし、
日々活動中。
工房 ストロー|手仕事と食べ物
http://kobo-straw.com/
https://www.facebook.com/kobostraw/
● 藍 作品 ・・・ 八巻 真由 【宮城県】
古来から「JAPAN BLUE」と呼ばれるほど、生活や文化に深く溶け込んでいた日本の藍。
衣服をまとうことに薬効を期待した時代、藍には解毒解熱、殺菌消毒・虫除け効果があると言われていました。
全ての衣服が手紡ぎの糸、手織りの布で1枚1枚丁寧に作られていた時代、藍で染めれば繊維が数倍強くなると言われていました。
しかし、古来の伝統技法は、高度な技術と手間を要することから、
日本の藍は化学技術の発展と共に、合成藍、インド藍、化学薬品を用いた簡素なものに急速に移行してきました。
藍染が、古くから親しまれていたその理由を忘れることなく
がらんの藍染はケミカルなものを一切使わない日本古来の伝統技法「天然灰汁発酵建て」にこだわり
ひとつひとつ素手で丹精込めて染め上げています。
藍本来の気持ち良さを、肌で感じてみてください。
染 師 八巻 繭
1992年、岡山県美星町で生まれる。同時期に父 秀夫が藍染を始める。
1995年、家族で宮城県丸森町に移住し「自然に負荷をかけない仕事を」との思いから両親が藍染工房を立ち上げる。
18歳から父 秀夫の工房「野風」で藍染を手伝いを始める。
丸森町役場勤務、地域づくり会社で、社会教育、復興支援、人材育成などの仕事を経て、
2016年に家業の藍染工房から新たにブランド「伽藍(がらん)」を立ち上げる。
現在は父と共に藍染作品の制作や、新しいターゲットに向けた商品開発、
丸森町の地域資源や伝統技術を生かしたコラボ商品企画などを行なっている。
天然 藍染工房 「野風」「伽藍 (がらん)」
所在地 / 〒981-2116 宮城県伊具郡丸森町 字上滝東 26-1
営業時間/ 10:00-17:00/不定休 (お越しの際はご連絡ください。)
連絡先/ TEL 0224-72-2647 TEL 080-5227-1025
MAIL aizome@garan.blue
WEB /
https://www.garan.blue/
https://www.facebook.com/garan.blue/
http://marumori.jp/spot/aizome-kobo-yafu/
アクセス
阿武隈急行・丸森駅より車で20分
仙台市内より車で1時間30分
営業時間 体験時間:応相談
定休日/ 不定休
体験/ 事前に要予約
基本情報 ーーーーーーーーーー .
里山 の てしごと 展
■ 期 間/ 2018年 10月 16日 (火) ~ 12月 2日 (日) ※ 最終日は 15:00 まで。
■ 会 場/ みやぎ蔵王 こけし館
連絡先/ TEL 0224-34-2385 MAIL info@kokeshizao.com
開館時間/ 9:00~ 17:00(最終 入館 16:30)
今年も、みやぎ蔵王 こけし館 を会場にして、
" 第30回 全国伝統 こけし ろくろ まつり " が開催決定いたしました。
また、同時開催で、" 蔵王高原 クラフトフェア " を開催いたします。
詳細については、
決定次第、こちらに随時更新していきます。
まずは、一足お先に、東北各地のこけし産地からお呼びする、
招待工人をお知らせいたします。
津 軽 本間 直子 南 部 田山 和泉 木地山 北山 賢一
肘 折 吉野 誠二 蔵王高湯 梅木 直美 山 形 志田 菊宏
土 湯 西山 敏彦 作 並 平賀 輝幸 鳴 子 早坂 利成
弥治郎 富塚 由香 遠刈田 佐藤 康広 (敬称略)
● こけし ご購入希望の皆様へ
※ 上の画像をよくご確認ください。
" 第30回 全国伝統 こけし ろくろ まつり "
" 蔵王高原 クラフトフェア 2018 ”
■ 期 日/ 2018/ 9/ 22(土)10:00~16:00
23(日)10:00~15:00
※ 22日 9:30~ 遠刈田小学校 鼓笛隊によるパレードを実施し、ろくろ
まつりのオープニングを飾ります。
■ 場 所/ みやぎ蔵王 こけし館(蔵王町遠刈田温泉字新地西裏山36番地135)
■ 主な催し/
・全国11系統の伝統こけし制作実演・即売
・こけし絵付け教室、ろくり挽き・ろくろ回し
・ことりはうす木工教室
< お問合せ先 >
蔵王町 農林観光課 TEL 0224-33-2215
みやぎ蔵王 こけし館 TEL 0224-34-2385
第8弾となる、特別 企画展【 木地 の 旅 - A Wooden journey - 】
7/ 4 (水) から 9/17 (月・祝) までの 約2ヶ月 にわたり、
みやぎ蔵王 こけし館 にて開催いたします。(入場料 必要)
■ 高橋 健太 さん (宮城県 登米市)
2013年にブランド「KELLY BOCK」を立ち上げ、
伝統を受け継ぎつつ新しいカタチの「普段使いの木の器」を提案している。
■ 石橋 康宏 さん (宮城県 蔵王町)
東北にはない新たな工芸として「蔵王 一刀彫」を始める。昔から伝わる日本画の技法
(岩絵の具・水千絵の具・金箔)を使った彩色を施すのが特徴。
期間中、土日曜日のうちで数日、こけし館内で実演いただいております。
こけし館での実演の予定は、お問合せください。
7/29(日) に、キーホルダー、ブローチ アクセサリー 等を作る、
ワークショップを開催予定です。
(別途、体験料が必要。所要時間 40分程度。完成品は、その場でお渡し可能。)
■ 玉田 香織 さん (宮城県 角田市)
秋田公立美術工芸短期大学 漆 コース を修了後、会津 漆器 技術 後継者 訓練校 で 蒔絵 を専攻。
身近な動物や植物を描いた椀や箸を中心に制作している。
期間中、8/15(水) に、「蒔絵」のワークショップを開催予定です。
(別途、体験料が必要。所要時間 30分程度。完成品は、後日、お手元へ郵送。)
また、夏休み 特別 企画 クラフト ワークショップ を開催いたします。
7月29日(日)
8月15日(水)
9月 9日(日)
※ お子様連れの方も 参加可能。
こけし館 特別 企画展 第8弾
■ 期 間/ 2018/ 7/ 4 (水) ~ 9/17 (月・祝) までの 約2ヶ月
■ 場 所/ みやぎ蔵王 こけし館 1階
■ 入場料/ 入場料 200円(常設展 込み 入場料 300円)
■ TEL / 0224-34-2385